欧州におけるM&Aには、日本や米国におけるM&Aとは実務上異なる点が存在しており、これらの点について理解していないと、重大なリスクを見逃してしまったり、実務から逸脱した主張により入札案件で最終選考に残れないということにもなりかねません。例えば、欧州におけるM&Aでは、特にPEファンドを売主とする場合を中心に、買収価格に関しロックド・ボックス方式という価格調整を行わない確定価格での合意がなされる事例が増えています。
また、競争法上の事前届出制度や情報交換規制等について適切な対応をとらなかった場合、莫大な制裁金を課される可能性があります。本セミナーでは、SPAの契約条項における留意点(価格決定方式・サンドバッキング条項等)、表明保証保険の活用、競争法上の事前届出制度や情報交換規制、取引実行後における経営者等の留任施策等、欧州におけるM&Aで留意すべき実務上のポイントについて理解を深めていただき、その知見を活用して円滑に欧州への進出を行っていただくことをねらいとしています。
» 勉強会ご案内パンフレット[PDF:229KB]
開催概要 | |
日 時 | 2019年9月6日(金) 16:30 ~ 18:00 |
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会 場 | 大江橋法律事務所 MAP 東京都千代田区丸の内2丁目2-1 岸本ビル2F |
定 員 | 40名 ※申込者多数の場合は、申込順により参加者を決定させていただく事がありますことを、あらかじめご了承ください。 |
参加費 | 無料 |
ご持参いただくもの | 筆記用具/受付時に名刺 |
お申し込み方法 | お申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。 |
プログラム概要 | |
16:30~18:00 | 講師によるワークショップ(質疑応答を含む) |
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【講師紹介】
大江橋法律事務所
弁護士 川西 風人(かわにし かざと)
2005年京都大学法学部卒業、2014年University of California Los Angeles School of Law卒業(LLM)。2014年~2015年Oon & Bazul LLP(シンガポール)訴訟・国際仲裁チーム勤務。2016年8月~2019年3月双日株式会社法務部 勤務。
主な取扱分野は、M&A・企業再編・事業提携(国内会社間・クロスボーダー)、国際取引、コーポレートガバナンス、株主総会、紛争解決(国内訴訟・国際仲裁)、一般企業法務等。
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