勉強会

 

勉強会

トムソン・ロイター/ 大江橋法律事務所 共催勉強会

生成AIと著作権法30条の4

講師: 弁護士法人大江橋法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士 手代木 啓(てしろぎ けい)

近時、生成AIは急速に発展・普及をしておりますが、これに関する法解釈や実務上の運用は必ずしもそのスピードに追いついているとはいえず、また、生成AIを作成する側、使用する側、生成AIに自己の著作物を使用される側といった立場の違いによる意見の隔たりも大きく、議論の落ち着かない状況にあります。
本勉強会では、生成AIに関する主要な論点のうち生成AIの開発・学習段階における著作物の利用と著作権法30条の4について解説する予定です。日本では、平成30年の著作権法改正により、同法30条の4を含む、比較法的にみても珍しい権利制限規定が創設されました。同条は技術革新に伴う著作物の新しい利用形態に柔軟に対応できる権利制限規定として設けられたものですが、その解釈が、生成AIの開発・学習段階における著作物の利用との関係においても問題となります。
本テーマについては、第23期文化審議会著作権分科会法制度小委員会が「AIと著作権に関する考え方について」と題する報告書も作成しており、本勉強会では同報告書の内容にも触れつつ、生成AIと著作権法30条の4の関係及び同条の法解釈について解説を行う予定です。近時注目を集めているトピックでもございますので、生成AIを用いたビジネスに関与されている皆様はもちろん、自己の著作物と生成AIとの関係を懸念されるクリエイターの皆様におかれましても、有益な情報を提供すべく努めますので、奮ってご参加いただけますと幸いです。

開催概要
日 時 2024年6月20日(木)16:00~17:40
開催方法 オンラインにて、ライブウェブキャストセミナー(WEBオンラインセミナー)を開催いたします。
会社、ご自宅などWEB環境があればどこからでもアクセスいただけます。
お申込み後、セミナー開始前にセミナー視聴用URLをお知らせいたします。
参加費 無料
お申込み方法 お申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。
※申込期限:2024年6月19日(水)12:00まで

プログラム
16:00~17:30 講師によるレクチャー
17:30~17:40 著作権法改正と解説記事を自動で追跡する
  • 今回の勉強会は、企業の法務部門の責任者様および実務担当者様を対象としています。同業者や個人の方のお申込みは、ご遠慮いただいております。

【講師紹介】
弁護士法人 大江橋法律事務所 
弁護士・ニューヨーク州弁護士  手代木 啓(てしろぎ けい)

2011年京都大学法学部卒業、 2013年京都大学法科大学院修了、2015年弁護士登録。2020年Duke University School of Law卒業(LL.M.)、2020-2021年Winston & Strawn LLP, New York Office勤務。
知的財産法に関する分野に加え、エンタメ法やNFT・メタバースといった最先端技術と法律の交錯する分野に関する案件・相談を数多く取り扱っている。主なセミナーとして「NFTの仕組みとNFT取引に関する契約締結上の留意点【ビジネスパーソンのための法律入門】」(Business & Law 合同会社主催セミナー)等がある。

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