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Westlaw Japan「判例コラム」セミナー

SOGI(性的指向と性自認)に関する判例動向を生かした企業の法務

判例コラム301号(性別の取扱いの変更の審判を受けるにあたっての生殖腺除去手術の実質的強制に関する最高裁大法廷決定に関する一考察~最高裁大法廷令和5年10月25日決定~)等から~

講師 名古屋市立大学大学院人間文化研究科 教授 小林 直三

令和5年10月25日、最高裁が性別の取り扱いの変更の審判を受けるにあたっての生殖腺除去手術要件を違憲と判断したことは記憶に新しいところです。それだけでなく、福岡地裁・札幌地裁・東京地裁・名古屋地裁では、同性婚を認めていない民法等の規定が違憲または違憲状態であると判断されています。また、多くの自治体ではパートナーシップ制やファミリーシップ制を導入しており、多様な家族関係が認められつつあります。そして、PRI(責任投資原則)が提唱されESG(Environment、Social、Governance)が重視される中、こうした変化への積極的対応は、ある意味では企業にとって成長のチャンスと捉えることができるかもしれません。そこで今回の判例コラムセミナーの第一部では、こうしたことも意識しながら、近時のSOGI(性的指向と性自認)に係る動向に対応して、企業では何が求められるのかについて、判例等から紐解いていきます。第二部ではトムソン・ロイター社内弁護士との対談形式でご質問にお答えします。

  • なお、2024年1月29日掲載、判例コラム308号(最高裁決定以前に違憲判断をした性別変更申立に係る静岡家裁浜松支部審判について~静岡家裁浜松支部令和5年10月11日審判 ~)もご参照ください。
開催概要
日 時 2024年3月6日(水) 15:00~16:30
開 催 方 法 オンラインにて、ライブウェブキャストセミナー(WEBオンラインセミナー)を開催いたします。
会社、ご自宅などWEB環境があればどこからでもアクセスいただけます。
お申込み後、セミナー視聴用URLをお知らせいたします。
参加費 無料
参 加 方 法 お申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。
※申込み受付期間:2024年3月5日(火) 午前10時まで
  • セミナーの録画・録音はご遠慮ください。なお、お申込多数の場合は抽選とさせていただく可能性がございます。
  • 本セミナーは、企業の経営企画・法務・総務・知財部門の責任者ならびに実務担当者様を対象としています。
    個人のお客様につきましてはご参加をお断りする場合がございます。当社の競合企業にあたる方のお申し込みは、ご遠慮ください。
  • お申込みいただく際にご入力等いただくお客様の個人情報は、トムソン・ロイター株式会社のプライバシーポリシー(https://www.thomsonreuters.com/en/privacy-statement.html)にしたがって適切に取り扱います。
 
プログラム概要
15:00-16:00 第一部 講演 ① 最高裁大法廷令和5年10月25日決定の紹介
② 同性婚に関する一連の地裁判決の紹介
③ 家族態様の多様化について(地方公共団体の条例やパートナーシップ制・ファミリーシップ制等を含む)
④ 企業に求められること(ESG等を踏まえて)
1.紛争の回避(ハラスメント対応等):守りの企業法務
2.企業の成長戦略に生かす:攻めの企業法務
⑤ まとめ
16:00-16:30 第二部 対談および質疑応答 ① 講師と弊社トムソン・ロイター社内弁護士との対談
② 視聴者からの質問と講師からの回答
  • 上記は現時点の予定であり、予告なくプログラムを変更する場合がございます。
 

【講師紹介】
名古屋市立大学大学院人間文化研究科 教授(2024年4月より大阪経済大学国際共創学部 教授 予定)

小林 直三(こばやし なおぞう)
専門分野:憲法学
書籍・メディア情報等:
著書
〇小林直三『中絶権の憲法哲学的研究――アメリカ憲法判例を踏まえて』法律文化社(2013年)
〇小林直三『情報社会の憲法学―情報プライバシー・データマイニング・司法』学文社(2021年)
〇小林直三ほか編『判例で学ぶ憲法』法律文化社(2022年)
など
メディア情報
〇朝日新聞(2023年5月31日25面)で同性婚を認める規定を設けていないことに関する名古屋地裁違憲判決に関するコメント掲載
〇報道ステーション(2023年10月6日)で埼玉県虐待禁止条例改正案に関するコメント紹介
〇報道ステーション(2023年10月25日)で性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号の最高裁大法廷決定についてコメント紹介
〇日経新聞(2023年10月26日47面)で性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号の最高裁大法廷決定についてコメント掲載
 

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