現在、事業者は、インターネットを利用する場合も含め世界中で事業を営んでおり、各国の個人情報保護関連法令への対応を迫られています。例えば、インターネットを通じて、EU向けのサービスを提供している場合、欧州一般データ保護規則（GDPR）が適用されます。もちろん、EU以外の先進国（アメリカ、カナダ等）でも個人情報保護制度が整備されており、他方で、中国のサイバーセキュリティ法に続いて、ロシアなどにおいてもデータローカライゼーションの動きが出ております。そして、東南アジア諸国も、EUや中国の影響も受けつつそれぞれの個人情報保護制度を整備しつつあります。また、APECでは、執行のための協定が加盟国に承諾され、また、独自のプライバシーフレームワークに対する個別企業の適合性の承認制度も開始されています。このような各国・国際機関の個人情報保護制度を把握し、グローバルコンプライアンスを向上させることは、現代 の企業経営上必須です。弊所は、個人情報保護委員会から「諸外国の個人情報保護制度に係る最新の動向に関する調査研究」を受諾し、その調査研究を通じて、世界各国の個人情報保護制度、及び国際機関におけるプライバシーに関する議論やルールに対する理解を深めつつ、リーガルサービスを提供しています。今年7月4日に開催したセミナーでは、募集人数を大幅に上回る応募をいただき、好評をいただきました。今回のセミナーは、その第2弾として、講師陣を拡充し、前回解説を行っていない国や国際機関の制度の重要な点を中心に解説します。
» セミナーご案内パンフレット［PDF:263KB］
| 開催概要 | |
| 日 時 | 2018年8月29日（水） 13：30 ～ 17：00（開場13：00） |
|---|---|
| 会 場 | トムソン・ロイター 赤坂オフィス セミナールームMAP 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー30階 |
| 定 員 | 50名 ※申込み多数の場合は、抽選の上、抽選結果をご登録のメールアドレスにお送りします。 |
| 参加費 | 無料 |
| お申し込み方法 |
受付を終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。 お申し込みくださった方全員に抽選結果のメールをお送りいたしました。 （2018/08/07 14:40頃） ※迷惑メールフォルダに届いている場合がありますのでご確認ください。 |
| プログラム概要 | |
| 13:30∼14:05 | アメリカ・カナダの個人情報保護制度 |
|---|---|
| 14:05∼14:10 | 休憩 |
| 14:10∼14:50 | シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドの個人情報保護制度 |
| 14:50∼15:00 | コーヒーブレイク |
| 15:00～15:15 | 【製品紹介】Practical Lawのご紹介をいたします Practical Lawから、英文契約書や各種法律文書のひな型を広範に入手いただき、企業買収を含む国際商取引のノウハウに関わる情報を活用いただくことができます。 |
| 15:15～16:00 | 韓国、中国、タイにおける個人情報保護制度 |
| 16:00～16:05 | 休憩 |
| 16:05～16:25 | ロシアにおける個人情報保護制度 |
| 16:25～17:00 | インドネシア、フィリピン、APECにおける個人情報保護制度 |
【講師紹介】
渥美坂井法律事務所·外国法共同事業
弁護士 落合 孝文（おちあい たかふみ）（ パートナー／第二東京弁護士会）
慶應義塾大学理工学部数理科学科2004年卒、慶應義塾大学大学院理工学研究科2005年中退。2006年弁護士登録、森・濱田松本法律事務所を経て2015年に渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所。主な取扱業務は金融規制法、Fintech、ヘルスケア、IT・知的財産権、個人情報保護、IoT・AIほか。総務省「AIネットワーク社会推進会議」影響評価分科会委員、一般社団法人データ流通推進協議会監事、一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）個人情報保護指針改定に伴うマルチステークホルダープロセス委員。
弁護士 湯澤 正（ゆざわ ただし）（ パートナー／東京弁護士会）
東京大学教育学部1996年卒、成蹊大学法科大学院2011年卒。丸紅株式会社、株式会社野村総合研究所を経て2013年弁護士登録、2015年に渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所。主な取扱業務はロシア法務、ロシアその他海外への進出支援、国際取引、M&A、企業不祥事対応ほか。日露法律家協会所属。
弁護士 松岡 史朗（まつおか ふみあき）（オブ・カウンセル／第一東京弁護士会）
京都大学法学部2005年卒、米国南カリフォルニア大学LL.M.2015年卒。2006年弁護士登録、弁護士法人第一法律事務所、国税審判官を経て2016年に渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所。主な取扱業務はGDPR対応・個人情報保護（データプロテクション）、M&A、国際税務・タックスプランニング・税務争訟ほか。
弁護士 村川 耕平（むらかわ こうへい）（ オブ・カウンセル／第一東京弁護士会）
東北大学大学院法学研究科法学部2003年卒、東北大学大学院法科大学院2006年卒、Nottingham Law School （Graduate Diploma in Law）2014年卒、University of Law （Legal Practice Course）2015年卒。2007年弁護士登録、2018年イングランド及びウェールズ事務弁護士（ソリシター※）登録。スクワイヤ外国法共同事業法律事務所、Squire Patton Boggs （Singapore）LLPを経て2017年に渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所。主な取扱業務は国際紛争処理、独占禁止法、国際仲裁、海外法務（イングランド法・シンガポール法等）ほか。
（※渥美坂井法律事務所弁護士法人はイングランド及びウェールズのソリシターズ・レギュレーション・オーソリティによる規制の適用を受けていない。）
弁護士 八巻 展孝（やまき のぶたか）（ アソシエイト／第一東京弁護士会）
東京大学法学部2005年卒、東京大学法科大学院2007年卒、New York University School of Law （LL.M.）2017年卒。2008年弁護士登録、2009年に渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所。主な取扱業務は金融取引法務、金融規制法、各種業法、個人情報保護法、M&A・企業再編ほか。
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