コンプライアンス意識の高まりとともに、税務問題についても、納税者として、様々な手続きの中での適切な権利行使を経て、株主などのステークホルダーに対して説明可能となるような合理的な解決を目指す必要性が高まっています。税務問題については、申告納税に始まり、税務調査、更正処分を受けた場合の不服申立手続きと、権利確定に至るまでに長期間の時間及び対応を要するという意味で様々な問題を必然的に抱えるばかりでなく、会社の中でも複数の部門の関与が必要となるという意味でも複雑になりがちです。特に、納税者としては、調査の段階から一貫した態度で対応をしない場合には、後の不服申立手続きの中で重大な不利益を受ける場面も想定されることから、税務・経理部門と法務部門との連携は非常に重要になってくることがあります。本セミナーでは、税務問題について、調査段階から不服申立手続きに至るまでの過程において、特に法務担当者が留意すべき問題点についてのわかりやすい解説を行います。本セミナーを通じて、企業法務の実務を担当される皆様に、税務問題に対する対応の必要性を少しでもご理解いただければと考えております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
» セミナーご案内パンフレット[PDF:267KB]
開催概要 | |
日 時 | 2014年4月17日(木) セミナー 13:00~16:30(開場 12:30) |
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会 場 | 中之島フェスティバルタワー 26階 MAP 大阪市北区中之島2-3- 18 |
定 員 | 120名(申し込み締め切り 4月9日(水)) 申込み多数の場合は、抽選の上、抽選結果をご登録のメールアドレスにお送りします。 |
参加費 | 無料 |
お申し込み方法 | 受付を終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。 抽選結果のメールをお申し込みくださった方全員に10日9:50にお送りしました。 迷惑メールフォルダに届いている場合がありますのでご確認ください。 |
プログラム概要 | |
13:00~13:05 | ご挨拶 |
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13:05~14:20 | 「税務調査における留意事項」 平成23年度改正において、税務調査に関する大幅な改正が行われました。基本的な税務調査の流れと一般的な注意事項から始まり、平成23年度改正の狙いやこれを受けた実務の変化など最新情報を含めて、法務担当者にもわかりやすく解説します。法務担当者としては、特に税務調査の段階から関与しない傾向にあると認識していますが、このような実務に対して、幾つかの問題提起をさせていただき、その中で、より戦略的な調査対応を実現するために、税務調査の段階における法務担当者が果たすべき役割について解説したいと思います。 大江橋法律事務所 河野 良介 弁護士 |
14:20~15:30 | 「不服申立手続きにおける留意事項」 異議申立、審査請求及び取消訴訟という一連の不服申立手続きの基本的な流れと注意事項について、わかりやすく解説します。特に、一般の民事訴訟手続きにおける法務担当者の役割と比較しながら、不服申立手続きにおいて特に想定しておくべき問題点及びそれに対する法務担当者が果たすべき役割についても、併せて解説したいと思います。 大江橋法律事務所 若林 元伸 弁護士 |
15:30~15:45 | コーヒーブレイク |
15:45~16:10 | 【製品紹介】Westlaw NEXTで見るアメリカ連邦税法 税法分野は、制度の改変に対してよりシビアに追跡を行う必要のある法分野のひとつです。 ウエストロー・ジャパン株式会社 上田 茂斉 コンサルティンググループマネージャー |
16:10~16:30 | ディスカッション 大江橋法律事務所 若林 元伸 弁護士、河野 良介 弁護士 |
(プログラム構成・内容は変更となる場合があります。予めご了承ください)
【講師紹介】
大江橋法律事務所
若林 元伸 弁護士
1997年東京大学法学部卒業 / 1999年弁護士登録 /2003年米国ノースウェスタン大学ロースクール卒業(LL.M.) / 2004年ニューヨーク州弁護士登録
河野 良介 弁護士
2000年京都大学法学部卒業 / 2001年弁護士登録 /2006年米国ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.) / 2007年ニューヨーク州弁護士登録 / 2009年~2011年任期付職員として大阪国税局調査第一部にて勤務
ウエストロー・ジャパン株式会社
上田 茂斉 コンサルティンググループ マネージャー
法律事務所、大手企業、官公庁、大学・法科大学院を対象に〈Westlaw Japan〉および〈Westlaw International〉を中心に据えたリーガルリサーチ関連の講習及びトレーニングセミナーを担当。
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