新日本法規出版株式会社（所在地：名古屋市、社長：服部昭三）とトムソン・コーポレーション(NYSE: TOC; TSX: TOC)は、ウエストロー・ジャパン株式会社設立のための合弁事業契約に本日調印しました。同事業は世界第2位の規模を誇る日本の法律情報市場を対象に最先端のオンラインサービスを新たに開発します。
ウエストロー・ジャパン（株）は、各々の法情報サービス分野におけるリーディング企業である両社による合弁会社です。新日本法規出版は日本における主要な法律情報出版社としての地位を築いており、一方のトムソンは、米国を初めとする世界各国の法律家向けのオンライン検索サービスとしてナンバーワンであるウエストロー（Westlaw）を擁しています。新日本法規出版とトムソンはウエストロー・ジャパン（株）の株式をそれぞれ50％ずつ保有します。
新日本法規出版の服部昭三社長は、日本の法律専門家によるオンライン法律情報サービスの活用が今後増える見込みであり、本事業はこのビジネスチャンスに焦点を当てたものであるとし、「オンラインサービスは、今後、顕著な伸びを示すと確信しています。
トムソン社とともに、ウエストロー・ジャパンをオンライン・マーケットのリーダーに育てるビジョンと経営資源がわが社にはあります。」と語っています。
トムソン・リーガル・アンド・レギュラトリー・インターナショナルのマイク・ボスウッド社長兼最高経営責任者は、ウエストロー・ジャパン（株）は日本の法律情報を取り巻く環境の変化から生まれた会社であるとし、「現在進んでいる司法制度改革は法情報リサーチ・ニーズに影響を及ぼしており、弁護士や企業法務専門家の新たなニーズを満たすべく設計された革新的で総合的なオンラインサービスが受け入れられる環境が整ってきています。」と語っています。さらに「日本は世界第2位の規模を有する法律情報市場です。
新日本法規出版とトムソン両社のユニークな強みの上に構築されるウエストロー・サービスは、日本の法律専門家にも評価していただけるでしょう。」とも語っています。
ウエストロー・ジャパン（株）は、日本の法律市場におけるこの種の合弁事業としては初めてのもので、新日本法規出版が日本の法律コンテンツ、編集スタッフ、日本市場に関するノウハウ、顧客との強力な関係、実績のある販売ルートを提供する一方、トムソンがグローバル・テクノロジー・プラットフォーム、オンライン・インフラ、オンライン情報ソリューションの開発とサポートに関する専門知識、強力なウエストロー（Westlaw）ブランドを提供します。
東京に本社を置くことを予定しているウエストロー・ジャパン（株）の社長には、トムソン・リーガル・アンド・レギュラトリーの重役であるジョン・マロイ氏が任命されました。ウエストロー・ジャパンのオンラインサービスの開発は順調に進んでおり、「定評のある日米の法律出版社2社がともに仕事をできることは、大変光栄なことです。新日本法規出版とトムソンが築いてきた長年にわたる伝統を維持しながら、われわれは日本の法律家特有のニーズを重視した、最も高品質で先進的なサービスを開発中です。新日本法規出版とトムソン両社の実績と専門知識や技術を基に、日本のオンライン法律サービスの新たなスタンダードを確立することが我々の目的です。」と語っています。
新日本法規出版株式会社について
新日本法規出版株式会社は、創業60年を迎えた、日本の法律、税務、会計分野における代表的な出版社です。600種類に及ぶ加除式法規書籍を中心とする出版物、CD-ROM、インターネット（http://www.e-hoki.com）などを通じて、弁護士、司法書士、公認会計士、税理士、建築士、社会保険労務士、行政書士などの専門家、中央官庁、地方自治体および企業の実務家に向けた情報サービスを提供しています。
トムソン・リーガル・アンド・レギュラトリーについて
トムソン・コーポレーション トムソン・コーポレーション（www.thomson.com)は、企業や専門家を対象とする総合情報ソリューションのグローバル・リーダーです。2005年度の売上は87億ドル。トムソンは、法律、税務、会計、金融サービス、高等教育、レファレンス情報、法人向けeラーニングと評価、科学技術、医療などの各分野で、付加価値情報、ソフトウェア・ツール、アプリケーションなどを世界2千万人以上の利用者に提供しています。コネチカット州スタンフォードの本拠地を中心に、約4万人の従業員を擁し、約130カ国でサービスを展開しています。ニューヨーク証券取引所ならびにトロント証券取引所に上場しております（NYSE: TOC; TSX: TOC）。
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